【第8位】新作洋画ランキング2017
今年公開された新作映画を観まくり、
紹介するこのコーナー。
さて、なんとなんと、サクッと発表していかないと、
年内にランキングの発表が終わらないことに
気付きました!!!(やっと!今更!)
なので、サクッと洋画編第8位の発表です!
第8位 50年後のボクたちは
映画.com星3.6、フィルマークス星3.8。
早速、予告編をどうぞ!
ストーリーは、
ドイツ国内でベストセラーになり、世界中で翻訳されたヴォルフガング・ヘルンドルフの小説を映画化。学校にも家庭にも居場所のない14歳の少年と風変わりな転校生が、夏休みに盗んだ車で地図にない場所を目指す旅を描く。メガホンを取るのは、『そして、私たちは愛に帰る』などのファティ・アキン。トリスタン・ゲーベル、アナンド・バトビレグらが出演。
学校では目立たず、両親との関係もぎこちない14歳のマイク(トリスタン・ゲーベル)は、ある日個性的な転校生チック(アナンド・バトビレグ)と出会い意気投合。夏休みになり二人は、盗んだボロ車で地図にない“ワラキア”という場所を目的地に設定し旅に出る。やがてこの旅は、二人にとって忘れられないものになっていく。
失礼ながら、簡単に言うと、
『ドイツ版スタンド・バイ・ミー』です。
ドイツでは長年かなり読まれている
ベストセラー的小説が原作らしく、
ドイツのハイスクール、ロードムービーであります。
最近ロードムービーが好きで、
ドイツ映画まったく観たことなかったけど、
ロードムービーやからちょっと観たろ!
ってことで、有楽町のヒューマントラストで
サクッと観たわけであります。
が、やっぱ青春モノで、
ロードムービーは外しませんね。
前回の『スウィート17モンスター』でも
主人公がこじらせていましたが、
この映画の主人公、マイクもこじらせております。
私は青春にこじらせコンプレックスでも
あるのでしょうか?というくらいに主人公が
こじらせている映画が好きなことが分かりました!
で、このこじらせた、閉塞した感じを、
転校生、チックがつまらない日常を最高に
エキサイティングにしてくれます。
無免許で行く宛もなく、車の旅が始まります。
途中、突然の女の子の登場が違和感もありますが、
そりゃ青春映画に恋愛は外せませんからね、
良しとしましょう。
でもこの女の子、ちょっと印象的で、
不思議な秘密感があって、それでいて神秘的で
ちょっと好きです。
いや、めっちゃ好きです。
青春も爽快感、疾走感、エモさも恋愛も
ロードムービーもハイスクールストーリーも
全部をぶち込んで一つにした贅沢な映画です。
さて、「今」 の青春さを描いている今作。
ではなぜタイトルは「50年後のボクたちは」なのか。
それを是非この映画最後まで観てほしいポイントです。
果たせない約束とか、追憶、記憶、
もう会えない人とかいっぱいある訳です。
ふとした時に、「あぁ、あの頃は…」
なんて思ってしまうくらいには
歳をとったんだなと思う今日この頃です。
そんな、エモさにガツンと響く1本です。